こんにちは、杉本です。
今回検証していきたい投資案件は、競馬投資で月収80万円を稼ぐ「競馬マガジン」という案件です。
先日検証した「即金で臨時収入が毎日3万円稼げる」というENTOWN(エンタウン)から案内された投資副業情報になります。
今回の競馬投資で月収80万円を稼ぐ「競馬マガジン」の手法は、以下のとおりです。
- ヒミツのオファーに無料で参加する
- 「競馬の勝てる情報」を、そのまま提供してもらう
- 情報通りに競馬を購入し、投資する
という流れだそうです。
この手の怪しい副業情報・投資情報でよく聞くキーワードが「競馬投資」という言葉です。
しかし、実際はこの競馬マガジンが具体的に競馬投資の内容を無料で配信するわけでは無く、あくまでアフィリエイト(紹介目的)の見込み客集めです。
そして当たり前ですが、「表現や再現性に個人差があり、利益の保証はしない」という文面も添えられています。
さらに、競馬などのギャンブルを利用した稼ぎ方の情報は、怪しい副業情報や投資情報以上に、危険で悪質な業者が絡んでいることが多く、しつこい直接的な電話営業もしてくると聞きます。
そのため、そういった怪しい情報配信の紹介料で利益を得ている「競馬マガジン」の登録はオススメできません。
万が一登録してしまったとしても、悪質で危険な情報が配信される可能性も高く、即ブロックすることをおすすめします!
恥ずかしながら、数々の「楽して稼げる系」のネット副業に多数参加してしまい、今まで数百万円単位でお金を失ってきました。
こちらが強気で返金を要求すると、トラブルにしたくない業者の場合は稀に返金に応じてくれたり、クレジット決済の取り消しをしてくれる場合もありますが、基本的にはそのまま音信不通になって逃げてしまう詐欺業者が大半です。
結局のところ、自分の身は自分で守るしかなく、その大前提として「怪しい副業ネタや楽して稼げる案件」にお金を払わないということです。
あとは、初回無料でも「本人認証」という名目などでクレジットカードを登録させるような副業案件も危険です。
次の月以降、知らぬ間に月額料金が引き落とされて、解約したいけど悪質業者に連絡が取れないなどの事態になる可能性があります。
僕の場合は、少しでも怪しいと感じた話には手を出さないことで、副業詐欺の被害にはあわなくなりました。
競馬投資とは?競馬マガジンは詐欺?稼げない理由
僕も少し競馬をやる時もあるのでわかるのですが、確かに競馬はデータが非常に重要です。
様々なデータがあるからこそ、勝てる見込みの馬の予想が可能で、それにより掛け金の集まりに偏りが出るため、馬券の組み合わせによりオッズ(倍率)が変わるわけです。
この膨大なデータにより勝ち馬を予想するという意味で、「競馬投資」という言葉を使っていると思われます。
たしかに過去に膨大なデータを集めて脱税で捕まった人がいることも事実ですが、本当に数人というレベルで「競馬投資という稼ぎ方がある」と言うにしてはサンプル数が少なすぎます。
競馬投資で月収80万円を稼ぐ「競馬マガジン」の登録ページでは、これらの実績を紹介していますが、あくまで競馬マガジンがこれから紹介してくる競馬投資案件の実績ではない点に注意です。
あくまで、「過去に競馬のデータ分析で稼いだ人」っていうだけの紹介です。
競馬マガジンで稼げるのかということとは、まったく関係がありません。
競馬マガジンの競馬投資で月収80万円を稼げる場合の矛盾点
そもそも、競馬マガジンの競馬投資で月収80万円を稼げるとしたら、矛盾が生じます。
それを一言でいうなら「競馬投資で稼げるんだったら、データ分析会社が自分でやって稼げば?」ということです。
先ほどの脱税で捕まったというニュースの「競馬投資で稼いだ人の実績」などを見ても、他人にデータを売って稼いだわけでは無く、あくまで自分自身で稼いだという内容です。
理由は、競馬で当たった人に払い戻される金額は一定だからです。
絶対当たると思った場合に、100万円を賭ける人が何人も出るかもしれません。
つまり、本当に当たるデータだったら、他人に教えた時点で自分に還元される配当金が減ります。
もちろん外れる可能性もあるため、普通に考えたら人数が増えるほど、やればやるほど損をする可能性が大きくなるのは当たり前です。
それに対し、データを売る方は馬券が当たっても外れても100%儲かります。
データを買ってくれる人が増えれば増えるほど、データを売る側が儲かり、逆に参加者が増えてしまうので買った側は全然儲からなくなります。
つまり、この話が本当か嘘かのどちらでも「競馬投資のデータを売る側」以外の人は、全体の賭け金に対して払い戻される割合が決まっている競馬のシステム上、損をすることになります。
そして競馬マガジンの登録ページの「メリット2 安定性が高い」という点にも矛盾点が生じます。
株式投資、FX、仮想通貨、投資信託などと違い、外的要因(国内外の政治、経済、社会情勢など)の影響を受けることがありません。
という説明が競馬マガジンの登録ページでされています。
しかし実際には、先ほどの参加者が増えれば増えるほど配当金が減ってしまうという「外的要因」があります。
その他、天候、馬の体調や気分、レース展開など、競馬の場合は一般的な投資よりもはるかに外的要因の影響を受けると考えられます。
しかも、投資などのデータと違い、外的要因が直前までわからない不確定要素が多すぎます。
- 日本中の競馬参加者の誰が何にどのくらい賭けるのか?
- 当日の天候やレース場の馬場状態
- 馬の体調や気分などの精神状態
- レース展開など
これらの外的要因の多くが、事前に正確に予想することが不可能です。
天気については予報である程度は予想可能かもしれませんが、馬場の状態については直前のレースの展開などで乱れることも考えると、完全に予想することは難しいでしょう。
競馬はどう考えても投資とは言えず、ギャンブルなのは間違いありません!
それを何となく信用できそうな過去の脱税ニュースを実績や証拠として出したり、何となくごまかしながら言葉巧みに「競馬は投資として取り組むことが可能」と言っている時点で、競馬マガジンは非常に悪質性の高い危険な案件だと言えます。
おそらく、競馬マガジンから配信される怪しい情報も、販売業者だけが儲かる悪質で危険なものばかりで、詐欺の可能性も高いです。
競馬マガジンの口コミや評判は?
競馬のシステムを考えれば、悪質なデータ販売の業者が絡んでいる可能性がかなり高い「競馬マガジン」ですが、念のためインターネットやSNSで口コミや評判を調べてみました。
しかし、当然ながら「競馬マガジンの競馬投資で月収80万円を稼げた」という口コミや評判は一切ありませんでした。
それどころか、類似の競馬投資の案件も含めて「危険」「詐欺」「悪質」「ヤバイ」などの注意喚起の情報が広まっていました。
やはり「競馬投資」というキーワードを聞いただけで、一定数は競馬をギャンブルでは無くて投資で取り組めると思ってしまう人がいるようです。
ただし、これはあなたが悪いのではなく、悪質業者が言葉巧みに騙してきているからです。
素直な人ほど信じやすい傾向があると思いますが、競馬マガジンから配信される情報は紹介料目的と明記されています。
競馬投資に関する口コミや評判の悪さから、配信された情報には詐欺情報なども含まれる可能性が高いので、絶対に関わらないようにしましょう!
競馬マガジンは騙されやすい見込み客集めか?
最初に書きましたが、どうやら競馬マガジンは楽して簡単に即金が稼ぎたい、詐欺に引っかかりやすい騙されやすい人のみをターゲットにしているようです。
- 今すぐにでもお金を稼ぎたい方
- 競馬に興味があり、競馬で稼いでみたい方
- 空いた時間を利用して副業をしたい方
- 毎月安定したお金を稼ぎたい方
- 初期費用をかけたくない方
- 匿名でこっそりと稼ぎたい方
- 経済的自由、時間的自由が欲しい方
このような人達を見込み客としてターゲットにしているようです。
このうち、2番めの「競馬に興味があり、競馬で稼いでみたい方」という以外は、楽して簡単に即金が稼ぎたいあまりに、怪しい副業情報に手を出してしまう人の典型的な特徴です。
僕も過去に甘い考えを持って「楽して簡単に即金が稼ぎたい」と大金が稼げるような副業情報や投資案件などたくさん手を出してしまい、相当な被害金額を出してしまいました。
あの頃の痛い経験があるからこそ、こうやってブログで注意喚起が出来るような知識もつきましたが、あなたには一生懸命稼いだお金を詐欺被害で失って欲しくありません!
「情報を買わされた上に、競馬で損をする」
このような状況になってしまったら、何年もかけて貯めた数十万円、数百万円単位のお金がすぐ溶けてなくなってしまいます。
信憑性がある副業情報や投資情報を購入するならともかく、完全なギャンブルを「投資」と吹き込んでお金を払わせるような悪質業者の情報には、耳を傾けるべきではないと思います!!
ちなみに在宅ワークやスマホでタップして稼ぐような副業では無いのですが、なるべく自動で資産運用をすることに興味がある人は、僕の方で完全無料で投資の自動売買システムを提供しています。
完全にリスクゼロという訳にはもちろん行かないのですが、初心者でも安心して取り組めるように、僕の師匠があなたのために個別対応でロジックの解説や、最初の設定などを1時間以上かけて丁寧に説明してくれます。
もちろん、ロジックの説明を受けてやるやらないは自由です。
システムの利用料金や設定代金、講義の代金などもかからない完全無料の方式を取っているので、興味がある人はぜひ一度概要を読んでみて下さい(^^)
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
画像引用
- https://k-magazine.com/